秀衡塗(ひでひらぬり)特徴や素材をわかりやすく解説!

2020年8月23日

味玉ばかり食べています、ライカです!(簡単味玉の作り方はこちら)
今日は秀衡塗をご紹介!え?読めないって?さてなんでしょう?日本の伝統工芸、サクッと知っておいて損なし!

秀衡塗(ひでひらぬり)は岩手県で生産される伝統的工芸品

秀衡塗(ひでひらぬり)とは岩手県(盛岡市、花巻市、一関市、奥州市、滝沢市、西磐井郡平泉町)で主に生産される伝統的工芸品です。ひでひらぬり!なんだかかわいらしい名前ですね。

出典(秀衡塗工房丸三漆器)

秀衝塗は12世紀、権力や財力を欲しいままにし、中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう)をはじめとする仏教美術をこの地にもたらした奥州藤原氏の日用道具としてつくらせたのが起源とされています。金色堂で有名な奥州藤原氏らしく秀衝塗には金箔が用いられたのですね。


秀衝文様といわれる、源氏雲の上に金箔の有職菱文が描かれ、草花をあしらう絵柄が特徴的です。

下地には、最も丈夫と言われている本堅地(ほんかたじ)

下地は、最も丈夫と言われる本堅地(ほんかたじ)を使っているそうです。加飾は当地で昔から伝えられてきた漆器の「秀衡椀」を手本にしたもので、「源氏雲」という雲の形と、いくつかの菱形の組み合わせで作られる「有職菱文様(ゆうそくひしもんよう)」が描かれます。

金箔を使い菱形の四つ菱の模様が特徴の秀衡塗

秀衡塗特有のこの模様は、【有職菱紋 ゆうそくひしもん】とよばれています。当時の社会背景から、「職が有る人(位の高い人、土地を治めてたお殿様)が職人に命じて作らせた菱形模様」という意味です。

出典(東北経済産業局ホームページ

秀衡塗の工程は?

秀衡塗は大きく分けて原木の切り出しから椀の形にロクロで挽くまでの“木地”、木地に漆を塗る“塗り”、秀衡塗独特の雲の模様を描き金箔を貼る“加飾”という3つの工程から作られます。

秀衡塗はそれぞれの工程を担当する職人の技術の連携によって完成に至ります。 また、岩手県は昔から漆液の産地と言われていて、今では少なくなってしまったものの現地で採れた漆が塗られているそうです。

出典(秀衡塗工房丸三漆器)

主な商品と使い方

汁椀、茶托、銘々皿、吸椀、盆等

使い方と洗うときの注意点

・洗う際には熱湯を避け、 石けん水で洗い柔らかな布で拭き取ること
・タワシやスポンジのたぐいのものは使わず、みがき粉(クレンザー等)で洗う事は避けること
・太陽光線に当てて置くと変形、または変色するおそれがありますから直射日光は避ける
・用後は長く温水につけて置かないで、洗ってからすぐに柔かい布(糊気のないもの)で水気を拭きとり、更に乾いた布で拭く
・電子レンジ・食器洗い機は使用できません

出典(丸三漆器)

秀衡塗はお椀以外に盆、グラスなども

伝統工芸の技術はさまざまな商品が増え現代に生きています。お盆かっこいいなあ。

出典(丸三漆器)

グラスも人気があるようです!中でも、「丸三漆器」さんのこちらのグラスはプレゼントにも良さそうで気になります。人気で予約待ちだそうですので要チェック!

出典(丸三漆器)

南部美人「awasake sparkling」専用グラス
awasakesparklingは、シャンパンの様に気泡が立ち上り、漆で描かれた山並みや太陽をより美しく映し出すのだそうです。

そして個人的にはこちらが激推。クール!やはり職人技術、手間がかかった品。伝統工芸関連ははなんちゃって工芸商品ではなく、しっかりしたものを手にしたいです。

屠蘇器 金雲
お正月は日本の伝統の文化。重箱とお屠蘇で新年を迎えましょう。
金箔を贅沢に使用した「金雲」の加飾を施した屠蘇器。
新しい年を是非、秀衡塗の重箱と屠蘇器でお迎えをとのこと。

いかがでしたでしょうか?金箔の四菱文様が特徴の秀衡塗。豪華絢爛な様はどきどきさせられますね!ひとつひとつを大切に愛でて、使っていきたいなと感じました。