二風谷(にぶたに)イタ・二風谷アットゥシって何?文化/素材/歴史まとめ

2020年8月23日

出展(http://nibutani.jp/tradition/)

アート界隈育ちのライカです!今日はこの「風の谷の・・・」みたいな名前の伝統工芸を紹介するよ!読めないって?「二風谷」は「ニブタニ」と読みますよ!二風谷ってなに?なんかかっこよさそう!それではいってみましょう!

「二風谷イタ」「二風谷アットゥシ」は「盆」と「樹皮の反物」のこと

「二風谷イタ」(盆)と「二風谷アットゥシ」(樹皮の反物)。平取町二風谷の工芸品で、2013年3月8日に北海道で初めての経済産業省指定「伝統工芸品」に指定された「盆」と「樹皮の反物」のことです。

美しきアイヌ文化

アイヌ文化発祥の地であり、今もなおアイヌの伝統が色濃く残る、北海道沙流郡平取町(さるぐん びらとりちょう)二風谷(にぶたに)地区で作られる「盆」と「樹皮の反物」。その特徴をまとめてみました!まずは「盆」である、二風谷イタ(にぶたにいた)からどうぞご覧ください。

二風谷イタ(にぶたにいた)とは?

写真:二風谷民芸組合

沙流川流域に古くから伝わる木製の浅く平たい形状の盆。モレウノカ(うずまき・形を模したもの)アイウㇱノカ」という棘状の文様や、「シㇰノカ」という目のような文様が組合わさって美しいアイヌ様式の模様を形作ります。さらに二風谷イタには必ず「ラㇺラㇺノカ」というウロコ彫りが、文様の隙間を埋める様に彫り込まれています。かつてのアイヌの人々の暮らしの中での作品は日用品として、現在は現代作家による緻密な工芸品として存続しています。

二風谷イタは、百年以上前から沙流川流域に住むアイヌの人々などによって受け継がれて来ました。19世紀半ばには、この地域から半月盆や丸盆が献上されたという記録が残っています。

二風谷アットゥシ(にぶたにあっとぅし)とは?

アットゥシとは、沙流川流域の森が育むオヒョウ等の樹皮の内皮から作った糸を用いてアットゥシカラペ(機織り機)で機織りされた反物です。水に強く、通気性に優れ、天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っています。

二風谷アットゥシは、特に糸に撚りをかけることが特徴と言われています。水に強く、通気性に優れ、天然繊維としては類希な強靱さと独特な風合いがあります。着物、半纏、帯、小物等に使用されています。

北海道の紗流川流域に古くから伝わり、江戸時代には紗流川流域の物産として他地域との取り引きが行われていました。二風谷アットゥは、百年以上前に使用されていた道具とほぼ同様の道具を現在も使って作られているそうです。

漫画「ゴールデンカムイ」の少女、アシリパの着物は二風谷アットゥ

大人気のジャンプ掲載漫画、「ゴールデンカムイ」をご存知のかたも多いのではないのでしょうか?

舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。明治時代に生きる人達とアイヌの人達の服装が素敵で気になっていたのですが、なんとアリシパさんの服装は二風谷アットゥシでした。漫画内でも登場します。

漫画「ゴールデンカムイ」

北海道にはアイヌ民族の独特の文化と着物があり、ゴールデンカムイでは謎に包まれているそのアイヌの暮らしぶりを随所で紹介しています。

アイヌの文様の意味

アイヌの文様は基本的には魔除けの意味が有り、家庭によって伝わる文様が違うそうです。とても興味深いです。そしてとても文様も美しく素敵なので、いつか着てみたいなあと思っています。