置賜紬(おいたまつむぎ)種類や作り方、織物の魅力を徹底解説

2021年3月9日

織物って素敵ですよね!着物が大好きでよく着るわたしは、晴れ着としてだけでなく日常でもよく着るため紬系の着物もよく着用いたします。ほっこりしていてとても好きです。さて今回は「置賜紬(おいたまつむぎ)」についてまとめてみました!

置賜紬(おいたまつむぎ)とは?

名称置賜紬(おいたまつむぎ)
分類織物
産地米沢市、長井市、西置賜郡白鷹町
製品着物地、袴、帯、袋物

置賜紬(おいたまつむぎ)とは米沢市、長井市・西置賜郡白鷹町で生産される織物

昭和51年2月26日、経済産業省指定 伝統的工芸品に指定されました。

山形鋳物の歴史 | 900年の歴史を持つ山形鋳物

置賜紬は、この地区で生産されている織物すべての呼び名です。その種類は米琉板締小絣、白鷹板締小絣、緯総絣、併用絣、草木染紬、紅花紬の6品種ありますが、いずれも糸を先に染めてから織る先染めの平織(ひらおり)です。

蚕の神 | 山形県米沢市にある白子神社と置賜紬の歴史

山形県米沢市にある白子神社は古来より養蚕の神と崇められた歴史があるのをご存知でしょうか?

白子神社は712年に建立されたと伝えられており、ある時、この地の桑林に無数の蚕が現れ、枯れ木に雪が降り積もったかのような光景になったと伝えられています。やがて蚕は沢山の繭を作り始め、不思議に思った村人たちがこの地を「白蚕村」と名付け神社が建立された言い伝えられています。そして社の周辺は【置賜(おいたま)】と呼ばる地名で古くから養蚕の盛んな地域となりました。

米沢藩は全国有数の織物産地に

置賜紬(おいたまつむぎ)の歴史は、8世紀初め、江戸時代はじめに遡ります。領主の上杉景勝が奨励したことで産地としての体制が整いました。領内に真綿・青苧(あおそ)などが産出されていたといわれています。素朴で伝統的な技法を用いた白鷹板締小絣(しらたかいたじめこがすり)、米琉板締小絣(よねりゅういたじめこがすり)、緯総絣、併用絣及び紅花等で染色する草木染紬等が生産されています。最近では、手作りの良さが消費者に見直されていますね!

慶長15年(1610)直江山城守兼統が須田善右衛門忠長に命じ、白鷹町に【絹屋】を設けて絹織物が生産されるようになり、京都から縮工を招き紬の製造に成功しました。1776年に上杉鷹山公が越後から藍師を招き【藍染】も奨励されるようになり本格的に発展。
1782年には横麻裃地が作られ1804年~17年には唐糸織、絹縮、横絣などが織り始められました。更に1818年から京都をはじめ、結城、足利、越後から職工を招き、絣織、撚糸、染色などの技術を導入。江戸末期にはほとんど織の技術が確立され、今に受け継がれて昭和51年に【伝統的工芸品】に指定されました。

千々の糸が織りなす置賜紬 | 作り方

栽培から完成までに1年3ヵ月の歳月がかかり、根気が必要とされる手仕事。その製法には自然の恵みを通したものづくりの原点があります。

白鷹紬(米琉板締小絣・白鷹板締小絣)|置賜紬

鷹山公の奨励もあり、古くから養蚕が盛んでした白鷹に生まれました。繭より糸を紡ぎ、板締で糸を染め、高機で織る技法を用います。白鷹板締小絣は、追撚(ついねん)という独特の技法があり、さらにしぼをつけるための湯もみという工程も加わります。亀甲・十字・蚊絣など数ミリの小さな絣模様が複雑に絡み合う精緻で素朴な風合いが特徴です。

長井紬(緯総絣・併用絣)|置賜紬

長いしの横沢忠兵衛が薄明により、越後より縮織の技を迎え広めました。緯総絣では生糸・玉糸・真綿紬糸を用い、緯糸だけ絣染を行ったもので、染め色は手括り、もしくは手摺り込み、型紙捺染により、一本一本丹念に絣染めを行うだけの違いで、製織は同じです。絣の原点いうべき、素朴な紬絣が持ち味です。

米沢草木染(草木染紬・紅花紬)|置賜紬 

惜しまず着られた真綿紬の気持ちよさ

上杉鷹山公により本格的に広められた伝統の米沢織物。紅花をはじめ、刈安、紫根、ログウッドなど自然に採取したさまざまな植物占領を用い、経・緯糸を手括り、もしくはて手摺り(てすり)込みによって染色したものです。優しい色合いの草木染紬は縞、格子、絣などが代表的です。

証書でわかる種類 | 置賜紬

置賜紬

この証紙を見ると、生産地(米沢・長井・白鷹)がどこかが分かります。
この品は長井に◯が付いているので長井市で生産されています。

スポットガーデン 店主 筑摩和之さんのこちらの記事がとてもわかりやすいのでぜひ。(https://www.spot-g-kimono.com/smp/freepage_detail.php?cid=995&fid=85)

置賜紬 - 歴史

米沢織物歴史資料館 | 置賜紬を知る

米織会館別館にある米沢織物歴史資料館は、1階がショップ「織陣(おりじん)」、2階が展示室となっているそうです。

米沢織物歴史資料館 Tel 0238-23-3006 
JR山形新幹線・奥羽本線「米沢駅」よりバス「上杉神社前」下車徒歩5分
1階のショップ「織陣」では、各種の製品と並んで、「米沢織の歩み」「上杉治憲(鷹山)時代の米沢織が出来るまで」といった資料等も販売されています。

置賜紬のほっこりお洒落コーディネート

紬織物は地域の暮らしや歴史に根差した織物であり、紬ならではのハリのある丈夫な心地よさは味わうほどに益々愛着を持てるというお声が多い紬のお着物。みなさまも味わってみてはいかがでしょうか?